「はなのすきなうし」はスペインのお話で、闘牛の場面が出てきますが、

スペインの有名な画家ピカソも、実は闘牛好きで、

たくさんの闘牛の絵を残しているのですよ!

しかも、黒一色だけで闘牛や牧場の場面も表現しているのです!

 

そこで、みんなでそんなピカソの絵を見てから、

みんなもピカソのように、黒一色で「はなのすきなうし」を描いてみました。

   

   

初めは、「え~、難しい!」「黒だけはいやや~」と言っていましたが、

いざ、描き出すと、これまで遊んできた闘牛や牧場の様子を黒だけでシンプルに描くのが面白く・・・

「もっと紙ちょうだい!」「まだ描く!」

溢れる思いが止まらない!何枚も何枚も描き続ける子どもたち!

気がつけば、描いた作品は山のように溢れ、

その絵を分類すると、なんとお話の最初から最後までのシーンが網羅されていたのです!

(右から物語が始まり、左が最後です)

10人のクラスとは思えない、作品の数々!

まるで芸術が爆発しているようでした!(これは岡本太郎の言葉でしたね・・・^^;)

 

一つ一つの絵もとっても素敵でした。いくつか紹介しますね。

嬉しそうにフェルジナンドが暮らす牧場。

すみれ組さんたちが大好きなカメもいます♪

牛買いたちに捕まえられたフェルジナンド。

牛買いが投げたロープが見事にフェルジナンドの角に係っています。

マドリードで「猛牛フェルジナンドが来るぞ~!」とチラシを配る街の人たち。

大忙しで大騒ぎの様子が伝わってきます!

たくさんのお客さんの前で闘う、闘牛士と闘牛。

どちらもとっても勇ましいですね!

花の匂いを嗅いで、闘おうとしないフェルジナンドと大闘牛士。

フェルジナンドの嗅覚がふわふわ~と観客へ向いている表現が絶妙です!

 

一つのお話から、こんなに豊かに思えて描けるって、とっても素敵ですね!

ピカソさんに感謝です★