夏野菜の苗を植えた後に、年長さんたちが手に何かを持っています。

そう、それは昨年度の年長さんも使っていた、『はかりんぼう』!

野菜の生長が分かるよう記録ができる、手作り物差しです。

真ん中の黄緑色の線が、最初に夏野菜を計った長さです。

      

「今日は、どれだけ大きくなっているかな?」「あ、大きくなってる!」

好きなときにこのはかりんぼうを取り出し、生長を確かめています。

      

すると、その延長でいろんなものを計り始めました!

「ぼくの野菜と同じ長さのものは・・・」「これは8センチや!」

   

面白いことに、この『はかりんぼう』を曲げて計ろうとするのは、今年オリジナルだそうです!

今年はメジャー仕様がトレンド!?

子どもたちによって、いろんな感性、発想があっていいですね(^^)

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この『はかりんぼう』には1センチごとの数字は書いてありますが、

小学校で習うようなセンチを理解するために使っている訳ではありません。

■今はこのくらいの長さなのか

■前よりも長くなった(短くなった)

■数が増えていくのが面白い

■計るって何だか楽しい  などなど

日々の生活の中の実体験が、楽しみながら結びついていくことで、

それが後に小学校の学びの中で、

「あっ、それ知ってる!」

「あの時のあれか!」

などと、意欲や関心に繋がっていくことをほんのり願っています。

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また、それとは別に、「はかりんぼう」を持って観察するきっかけで、

他のことも見えてくるようです!

大きさを見に来たけれど、

土が乾いていて、水やりをしないといけないことに気づいたり、

おくらの実の赤ちゃんが成っているのを見つけたり・・・

 

”見る”ってとっても大切なことですね(^^)