3学期生活発表会(りすぐみ)
3学期の発表会で『おたまじゃくしの101ちゃん』の劇をしました!
子どもたちは、このお話が大好きです。
3学期がスタートしてから、毎日、おたまじゃくしになったり、タガメやザリガニになったりして、楽しく遊んできました。
友だちと一緒に、お話の場面を想像したり、登場人物の思いを表現したりすると、どんどん“お話で遊ぶこと“が楽しくなりました。
その遊びを「おうちの方々に見てもらいたい!」とわくわくしながら、発表会を楽しみにしていた子どもたちです。
いちべえ沼で、101匹のおたまじゃくしたちが産まれました。
お母さんは、甘えん坊の子どもたちを優しく育てています。
水草を食べに連れていたり、遠足に出かけたり…。
遠足では、かくれんぼをして遊んだり、泳ぎっこ競争をしたりしました。
ケンカをしたり、甘えたり、道草したりと、大騒ぎです。
子どもたちは、この場面が大好きで、本当の家族、兄弟のように遊んでいました。
そんな様子に困ったお母さんは、子どもたちを並ばせました。
大変!101ちゃんがいません。お母さんは急いで探しに行きました。
その頃、101ちゃんはメダカさんやアメンボさんたちに出会い、一緒に楽しく遊んでいました。
そして、どんどん暗くて深い水藻の林へと行ってしまったのです。
101ちゃんを探しに来たお母さんは、タガメに捕まってしまいました。
このタガメ役が大人気!捕まえたり、時々は逃げられたり…
「離してください!」「後で食べてやるからな!」と会話のやりとりを楽しんだり…
一人一人の思いを表現し合う楽しさを味わってきました。
そして、とうとうお母さんも101ちゃんもザリガニの大親分に捕まってしまい…
獲物を取り合う“タガメ対ザリガニ“の闘いとなりました。
逃げることができた101ちゃん、闘いに巻き込まれて倒れてしまったお母さん。
タガメとザリガニのかっこいい闘い!でも、とうとう相打ちで倒れてしまいました。
本気の闘いの中にも、友だちを思いやる気持ちが見えていました。
2人で同時に倒れようと、気持ちを合わせていたのもステキでした。
お母さんを助けに来た子どもたち。
「お母さんが生き返らない」と悲しくなり…「うぇ~ん」と大泣き…
その声でお母さんが目を開けたのでした。
ばんざ~い!!
「お母さん、ごめんなさい」ぎゅ~っとお母さんに抱きしめてもらって嬉しかったね。
大好きな『おたまじゃくしの101ちゃん』の歌にも思いが溢れていましたね!
止まらない大拍手をもらって、嬉しそうな子どもたちでした。
「今日も楽しかったな♪」
「大成功やったな!」
「今日のタガメとザリガニもかっこよかったで!」
と、お互いを褒めながら、やりきった子どもたちの笑顔はキラキラと輝いていました。
自分の思いをのびのびと出しながら、友だちと一緒に遊び、『一つの劇』と作り上げてきた子どもたち。
毎日が“楽しいこと“の連続でした。
その楽しさを感じて、一緒に『いちべえ沼の世界』を楽しんでくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。