今年度のトライやるウイークでは、7名の中学生が来てくれました。

幼稚園出身の子も多く、「なつかしい!」「ジャングルジムって、こんなに小さかったんや!」と、なつかしそうに遊具を眺めたり、

「ここでよく遊んでいた」「泣いていたら先生が抱っこしてくれて嬉しかった」と思い出したり、

幼稚園時代の記憶が今も心の中にあたたく残っているようで、

時を経て中学生になったみなさんと、こうしてまた共にすごせる一週間をとても嬉しく感じました。

トライやる生が来てくれる日を心待ちにしていた幼稚園のみんなは、自己紹介をすると、早速に名前を呼び合い、

笑顔いっぱいに遊び始めました。

朝の「のびのびタイム」では、トライやる生と共に毎日さまざまな遊びがもりあがりました。

子ども達の心の変化をよみとりながら、そっとやさしくいつも支えてくれるトライやる生の存在がみんなとても嬉しくて,

安心してすごしていました。

トライやる生は、グループに分かれて、保育参加をしたり、保育計画をたてたりしながら、自主的に活動を進めていきました。

保育参加する中で、先生とのかかわりを学んだり、子ども達の興味を探ったりしながら・・

保育計画では、どうすれば子ども達が喜んでくれるかを、今の子ども達の様子を丁寧によみとりながら考え、

工夫しながら進めるトライやる生。

子ども達が嬉しそうにいちょうを集めているのを見て、みんなで拾ったいちょうの葉を一つの作品にしたいと考え準備しています。

こちらのグループは、興味を持っている数を楽しめるように、サイコロで出た目の数を進んでいき、

止まったところで素敵なプレゼントをゲットできるという遊びを考えました。

そして迎えた保育体験の日です。

子ども達が喜ぶ様々な工夫がいっぱいで、子ども達は目を輝かせて嬉しそうに活動に参加していました。

こちらのグループは、絵具遊びを計画してくれました。

デカルコマニーに、スクラッチ、フロッタージュ、さまざまな技法を使った遊びに、子ども達は心をはずませ楽しんでいました。

「まだまだやりたい!」「もっとやりたい!」と、とっても嬉しそうなみんなでした。

そして、あっという間にやってきてしまった最終日には・・

みんなで、幼稚園のイチョウの葉っぱを使って、思い出の木が完成しました。

トライやる生とすごした大切な時間が作品となり、みんなの心に残っていきます。

お別れ会には、トライやる生から、たくさんのプレゼントを頂きました。

なんと、ひとりひとり違うプレゼントで、興味にぴったりと合う贈り物を考えてくれていました。

たった一週間で、ひとりひとりの好みまで知り尽くして準備してくれたトライやるのみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

幼稚園のみんなからも、感謝の気持ちをこめて用意した手作りのメッセージカードをプレゼントしました。

最後のお別れは、とっても寂しかったけれど・・

またどこかできっと出会えることを信じて・・♪

この瞬間は子ども達の心の中に大切に刻まれていくことと思います。

これまでの生活の中で中学生のみなさんの中に育まれたたくさんの愛が、幼稚園の子ども達の心の中に伝わっていくのを感じました。

トライやる生のみなさん、本当にありがとうございました!