12月に初めてピーターパンの絵本に出会ったとき、子ども達の目がキラキラと輝き、本を読み終えると同時に、

「空が飛びたい!」と、ティンカーベルの粉を掛け合い、あそび始めたこども達です。

「粉だけでは飛ばれへん!楽しいこと思い浮かべよう!」と、あっという間に、お話の世界へと引き込まれていきました♪

4月から、りす・れんげ組の合同保育を多く取り入れ一緒にすごしてきたので、ピーターパンのお話あそびも、とても自然な流れで、

りす・れんげ組の子ども達が一緒に遊び始めました。

毎日、みんなで思いを出し合い、全身をとおして表現し合う中で、気持ちの交流を楽しんでいます。

1年間、きょうだいのように共にすごしてきた全園児7名の絆が、あちらこちらで感じられました。

お芝居あそびに使う道具も、みんなでアイデアを出し合いながら、一つ一つ作り上げていきました。

土台の線を描くところから、みんなでイメージを合わせて・・

「ここは、絵の具にしよう!」と、自分たちで考え、クレパスの上から絵の具を重ね、手の平・足の裏、全身を使って、

自由自在に描き始める子ども達でした。

子どもだけが行ける島「ネバーランド」には、みんなの夢がたっぷりと詰まっています。

みんなは、ピーターパンの世界が大好きで、様々な登場人物になりきって、

友だちとかかわって遊ぶ楽しさを存分に感じて楽しむ毎日でした。

「早くピーターパンごっこがやりたい♪」と毎日とても楽しみにしていました。

みんなで、げき遊びの時間を楽しんだあとも、「もっとやりたい!」「まだ、やりたい!」と子ども達!

自由遊びの時も、ピーターパンの世界にどっぷりと浸って、飽きることなくずっと楽しんでいました。

〝迷子の子ども達のおうちごっこ”が大好きです。

お母さんがいないので大忙しの子ども達です。

「お米を洗って寝なくっちゃ」

「忙しいわ」「大変ね」

子ども達で力を合わせて暮らしています。

仲の良い子ども達の様子が伝わってきます。

そして、毎日の劇あそびをとおして、ピーターパンのお話への思いの深まりと、子ども達の成長が重なりあう日々でした。

そして、いよいよ、生活発表会を迎える前日・・

みんなでこんな話をしました。

入園して、初めて園の門をくぐった時は、胸がドキドキしたり、涙が出て

おうちの人と離れるのがさみしかったけれど・・

でも、今は、幼稚園すごく楽しい!

それは、お友だちがいるから!

今では、こんなに素敵な仲間が出来ました。

一人では乗り越えられないことも、友だちがいるから大丈夫!

そんな思いをみんなで感じ合いながら、発表会の前日を終えました。

「おうちの人に早く見てもらいたいな!」と、友だちと目を合わせて喜び合い、本番がとっても待ち遠しい様子の子ども達でした♪