3学期生活発表会(りす組)
りす組は「りすともりのあしおと」のお話で遊びました。
秋の森には、鮮やかな葉っぱや、美味しい木の実がいっぱい!
りすは、楽しいことがいっぱいの秋の森が大好き!
森は広いから、鬼ごっこやかくれんぼも出来るね♪
※秋の場面は、絵本には描かれていませんが、園外保育等で経験したことを活かしイメージを広げていきました。
楽しく遊んでいると…「しゅうーる、るるるー」
森に冷たい風が吹いてきました…冬がやってくるのです。
りすたちは安心して冬が過ごせるように、大急ぎで美味しいどんぐりを埋めていきます。
「おもたい実は、おいしいよ」
虫が食べていない、重いどんぐりをしっかり探しています。
ある夜、森に雪が降りだしました。
あっちの木も、こっちの木も、少しずつ雪が積もっていき…
森は真っ白になりました。
どんぐりを探しに行く前に、お母さんりすから自分の命を守るための、大切なお話を聞きます。
「この森には他の動物も住んでいるの、足音が聞こえてきたらすぐに隠れるんだよ」
「わかった、いってきます。」
森の中にある泉の近く、森で一番高い木、もみの木…など、秋にどんぐりを埋めた場所に行きました。
まずは雪をかきわけ、土を掘っていくと…「見つけた!」
りすがどんぐりを食べようとしたその時!
「ザクザクザク」大きな足音が聞こえてきました。
母りすの教えをよく覚えていた子りすは、
見つけたどんぐりをおいて、すぐ木の上にのぼって隠れます。
足音の正体はクマでした。クマはりすが掘ったどんぐりを見つけると
「いただきまーす、おいしい♪」と言ってどこかにいってしまいました。
クマだけではなく、キジやタヌキなどの動物にも、どんぐりを食べられてしまったのです。
「食べられちゃった…」しょんぼりしていると、隣の木から大きいりすがやってきました。
「どうしたの?」
「どんぐりを食べられてしまったの…」
「この森には他の動物も住んでいるもんね。いっぱいどんぐりがあるところ知ってるよ!僕についておいで!」
「ここを掘ってみて!」
雪と土を掘ってみると…わあ、すごい!
ツヤツヤのどんぐりがどっさり出てきました。
お腹がいっぱいになった2匹は、一緒に家に帰っていきました。
お話の世界で遊びながら、絵本に出てくる登場人物に気持ちを寄せたり、
秋や冬の森にイメージを広げたりしながら、遊んできました。
このお話を通じて、思いやりの気持ちや、困っているときに手を差し伸べてくれる仲間がいることの
大切さを感じることが出来たと思います。
またみんなで力を合わせ、道具作りも劇のお話作りも頑張ってきました。
みんなの力が集まると、大きなパワーになる!
そんな達成感や、みんなで頑張った!という嬉しさも感じました。
みんなで力を1つに合わせた劇は、大成功でした。