りす組は「りすともりのあしおと」のお話で遊びました。

秋の森には、鮮やかな葉っぱや、美味しい木の実がいっぱい!

りすは、楽しいことがいっぱいの秋の森が大好き!

 

森は広いから、鬼ごっこやかくれんぼも出来るね♪

※秋の場面は、絵本には描かれていませんが、園外保育等で経験したことを活かしイメージを広げていきました。

 

楽しく遊んでいると…「しゅうーる、るるるー」

森に冷たい風が吹いてきました…冬がやってくるのです。

 

りすたちは安心して冬が過ごせるように、大急ぎで美味しいどんぐりを埋めていきます。

「おもたい実は、おいしいよ」

虫が食べていない、重いどんぐりをしっかり探しています。

 

ある夜、森に雪が降りだしました。

  

あっちの木も、こっちの木も、少しずつ雪が積もっていき…

森は真っ白になりました。

 

どんぐりを探しに行く前に、お母さんりすから自分の命を守るための、大切なお話を聞きます。

「この森には他の動物も住んでいるの、足音が聞こえてきたらすぐに隠れるんだよ」

「わかった、いってきます。」

森の中にある泉の近く、森で一番高い木、もみの木…など、秋にどんぐりを埋めた場所に行きました。

まずは雪をかきわけ、土を掘っていくと…「見つけた!」

 

りすがどんぐりを食べようとしたその時!

「ザクザクザク」大きな足音が聞こえてきました。

 

母りすの教えをよく覚えていた子りすは、

見つけたどんぐりをおいて、すぐ木の上にのぼって隠れます。

 

足音の正体はクマでした。クマはりすが掘ったどんぐりを見つけると

「いただきまーす、おいしい♪」と言ってどこかにいってしまいました。

クマだけではなく、キジやタヌキなどの動物にも、どんぐりを食べられてしまったのです。

 

「食べられちゃった…」しょんぼりしていると、隣の木から大きいりすがやってきました。

 

「どうしたの?」

「どんぐりを食べられてしまったの…」

「この森には他の動物も住んでいるもんね。いっぱいどんぐりがあるところ知ってるよ!僕についておいで!」

 

 

「ここを掘ってみて!」

雪と土を掘ってみると…わあ、すごい!

ツヤツヤのどんぐりがどっさり出てきました。

お腹がいっぱいになった2匹は、一緒に家に帰っていきました。

 

お話の世界で遊びながら、絵本に出てくる登場人物に気持ちを寄せたり、

秋や冬の森にイメージを広げたりしながら、遊んできました。

 

このお話を通じて、思いやりの気持ちや、困っているときに手を差し伸べてくれる仲間がいることの

大切さを感じることが出来たと思います。

 

またみんなで力を合わせ、道具作りも劇のお話作りも頑張ってきました。

みんなの力が集まると、大きなパワーになる!

そんな達成感や、みんなで頑張った!という嬉しさも感じました。

 

みんなで力を1つに合わせた劇は、大成功でした。