今年度のすみれ組は、自然が大好きで、“みてみて”と、見つけた自然の世界をお互いに伝え合ってきました。

そんな、すみれ組の子どもたちにピッタリのお話。

みつばちマーヤのぼうけん

3学期はこのお話に思いを寄せ、クラスのみんなでマーヤの世界に入っていきました。

大きな菩提樹のそばにあるみつばちの国。

働きバチたちは蜜を集めます。

赤ちゃんがたくさん生まれ、中でも1番元気なのはマーヤ!

カッサンドラおばさんは大切に育ててくれました。

しかし、マーヤは自然の美しさに心を奪われ、外の世界へと一人で冒険に出かけてしまいました。

色々な虫たちと出会いました。

出会いを通して、マーヤは外の世界を知っていきました。

ところが、ある日、マーヤはクモの巣に捕まってしまったのです。

「助けて!!」

マーヤの声が響きます。

すると、通りかかったカブトムシのクルトがマーヤを助けてくれました。

ホッとしたのも束の間、マーヤはスズメバチに捕まってしまいました。

マーヤはスズメバチの牢屋で、「明日の朝、みつばちの城を襲う!」というスズメバチの女王の恐ろしい計画を聞いてしまいました。

これは大変です。

マーヤは大切な仲間たちに知らせるため、命を懸けて牢屋を抜け出し、必死でみつばちの国まで帰ってきました。

知らせを受けた、みつばちの女王はすぐに戦いの準備を始めました。

そこへ、スズメバチの恐ろしい羽根の音が近づいてきました。

菩提樹の木に隠れ、スズメバチの隊長は、次々にスズメバチに忍び込ませます。

しかし、1匹も帰ってきません。

次々にやっつけられてしまったのです。

ついに、スズメバチは降参の合図を出しました。

みつばちの国が勝ったのです!!!

マーヤのおかげでみつばちの国は守られました!

「マーヤ万歳!!」

 

マーヤは、外の世界に飛び出し、これまで蜜集めをしなかったことを謝りました。

もう決してこの国を離れないと心に誓ったマーヤでした。

 

 

これまで劇遊びを楽しむ中で、登場人物の心情を感じ取り、みんなで話合ったり、表現したりして、マーヤの世界にイメージを膨らませてきました。

道具の出し入れも、幕の開け閉めも、すべて自分たちでやり遂げた子どもたち。

また、友だちの姿を自分のことのように舞台袖から見守る姿は、みんなで「心を1つにして頑張ろう」という気持ちが伝わってきました。

“みつばちマーヤのぼうけん”をクラスのみんなでつくりあげてきたことで、仲間を大切にし、共に力を合わせてやり遂げることの大切さに気付くことができました。

またこの経験は、就学への自信や期待に繋がります。

仲間と共につくり上げた“みつばちマーヤのぼうけん”大成功です!!