1.2年生のころは、教科書の内容がある程度わかるのに、

3年生になると、物語文も説明文も、何が書いてあるのかわからない・・・

理科や社会も始まり、勉強が難しくなる・・・

外国にルーツをもつ児童生徒にとって、生活言語は生活や遊びの中である程度習得できますが、

学習言語は、授業を受けているだけでは、母語話者の日本人と同じようには習得できません。

また、学習言語を覚えても、意味・概念をセットで覚えられていない場合が多いです。

今回は、対話を通して音読行動読解の力を見取るDLA【読む】の様子を紹介します。

 

DLA【読む】のポイントは、

1.題名や挿絵から、話を推測させる。

2.音読をさせ、わからない読み方やことばの意味を聞いてもよいことを伝える。

3.あらすじを再生させる。話が止まると、「それから」「次に」と聞き返し、発語を促す。

4.内容の捉え方が弱い場合は、「だれが」「何を」「どうした」などを問い返し、

内容理解につなげる。

5.普段の読書習慣について聞く。(どんな本をどのくらいの期間に何冊くらい読むのか)

6.たくさん話せたこと、考えたことをほめて終わる。

 

日本語指導のスタートは、児童生徒の日本語習得度(ことばの力)を把握するところからです。

DLAをすることも子どもたちの学びの機会の一つとなっています☆