★DLA【読む】編(日本語指導)★
1.2年生のころは、教科書の内容がある程度わかるのに、
3年生になると、物語文も説明文も、何が書いてあるのかわからない・・・
理科や社会も始まり、勉強が難しくなる・・・
外国にルーツをもつ児童生徒にとって、生活言語は生活や遊びの中である程度習得できますが、
学習言語は、授業を受けているだけでは、母語話者の日本人と同じようには習得できません。
また、学習言語を覚えても、意味・概念をセットで覚えられていない場合が多いです。
今回は、対話を通して音読行動や読解の力を見取るDLA【読む】の様子を紹介します。
DLA【読む】のポイントは、
1.題名や挿絵から、話を推測させる。
2.音読をさせ、わからない読み方やことばの意味を聞いてもよいことを伝える。
3.あらすじを再生させる。話が止まると、「それから」「次に」と聞き返し、発語を促す。
4.内容の捉え方が弱い場合は、「だれが」「何を」「どうした」などを問い返し、
内容理解につなげる。
5.普段の読書習慣について聞く。(どんな本をどのくらいの期間に何冊くらい読むのか)
6.たくさん話せたこと、考えたことをほめて終わる。
日本語指導のスタートは、児童生徒の日本語習得度(ことばの力)を把握するところからです。
DLAをすることも子どもたちの学びの機会の一つとなっています☆
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