1・17 しあわせ運べるように
1・17を忘れない集会
毎年行っている「1.17を忘れない集会」です。
今年は、「しあわせ運べるように」を作詞作曲された臼井真先生にお越しいただきました。
コロナウィルス感染対策から1年生から3年生は教室でオンラインで参加となりました。
会場の体育館では、間隔を十分にあけ、静かに腰かけた4年生から6年生が臼井先生をお迎えしました。
自らが被災された、大地震のその瞬間の様子をお話ししてくださいました。
ご自宅の1階が押しつぶされ、寝室の2階の窓から出ると道路だったこと。
東灘区の周辺、ほとんどの家屋が同じようにつぶれていたこと。
スリッパのまま、ご親戚のおうちまで歩かれたこと。
お勤めになっていた学校に連絡が取れず、しばらくしてご出勤されたときに、
お仲間の先生方が、生きていたことにとても喜んでくださったこと。
震災から1週間後、わずか10分で「しあわせ運べるように」を作詞作曲なさったこと等々。
映像を流しその背景をお話しくださるので、子どもたちもよく理解できたようでした。
また、震災で息子さんをなくされた方のお話や、福島の被災地へ合唱団と共に
向かわれたことも教えてくださいました。
当初、臼井先生の指揮の下、全校生で「しあわせ運べるように」を歌う予定でしたが、
コロナウィルス感染対策として、ピアノ演奏、臼井先生の指揮のもと、
子どもたちは、心の中で歌うことになりました。
確かに、会場はピアノの音だけが響いていましたが、
先生の指揮を見つめながら心で歌う子どもたちの声が聞こえるようでした。
最後に、児童代表が自分が受けとったメッセージを含めて、お礼の言葉を述べました。
その際にお贈りした明るい色の花がアレンジされたお花をとても喜んでくださいました。
臼井先生、ありがとうございました。
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