子どもたちの命を守りたい!~校内エピペン研修~

 4月4日、子どもたちのいない校舎はとても静かです。

 子どもたちがいないと言っても先生たちは新学期の準備で大忙しです!

 子どもたちを迎える準備の一つとして、今日はエピペン研修を行いました。

 食物アレルギーなどで子どもがアナフィラキシーショックを起こしたときに、学校全体で対応できるように毎年行っています。

エピペン研修

 子どもが食物アレルギーの原因物質を誤って口にしてしまい、アナフィラキシーショックを起こしてしまいました。

 こんな時は動かしたりせず、足を高く上げます。

エピペン研修

 周辺にいる子どもに隣のクラスの先生を呼んできてもらい、エピペンを打ちます。迷ったら打つ!それがエピペンの鉄則です。

 エピペンを打ったらすぐに救急車を要請します。その間担任は、時間経過ごとの児童の様子の変化をメモしておくことが大切です。

エピペン研修

 校内放送で緊急を知らせる放送をしてもらいます。その放送を聞いて各学年の1・3組の先生が集まってきます。2組の先生は残された児童を守ります。

エピペン研修

 校長先生の指示のもと、保護者に電話をしたり、事故が起きたときの様子を他の児童から聞き取りをしたり、各学年に今の状況を伝えに行ったりと、同時進行で対応していきます。

 実際にエピペンを打つ役をした先生によると、研修と分かっていても慌てました、とおっしゃっていました。実際の事故に遭遇したら、一人で冷静に対処するのは誰であっても難しいと思います。だからこそ毎年研修を行って、みんなで子どもたちを助ける練習をしているのです。

 4月9日から給食が始まります。給食は美味しくて楽しい時間ですが、その分危険を伴う時間でもあります。子どもたちの命を守るため、先生たちは春休み中も頑張っています!