専門研修講座『7.最新のスマホ事情とスマホの正しい付き合い方』(8月10日)
感染症対策をした上で、講座を開催しています。
人間力・学校力向上教育コース
授業力向上コース
7.最新のスマホ事情とスマホとの正しい付き合い方
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講師 兵庫県立大学 准教授 竹内 和雄
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日時 令和3年8月10日 火曜日 14時から16時
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場所 教育センター 大研修室
三木市の小中学生のスマホ事情を知り、正しい付き合い方について子どもたちに関わる様々な立場で共に考える講座が行われました。
午前中は教育センターに各中学校の代表が集まり、スマホについて考える「スマホサミット」が開催されました。
講座には中学生たちも参加し、本音で意見が交換できる場となりました。
◇三木市の児童生徒のスマホの所持率、使用時間の現状について説明がありました。
使用時間が長くなることについて、「近くに遊びに行く所が少ない」「コロナで遊びに行けない」など、子どもたちの考えが挙げられました。
竹内先生から、ゲームやSNSに時間を費やし日常生活に支障をきたす「ネット依存」のチェック項目が提示され、三木市の子どもたちが全国平均より依存傾向が高いことについてお話がありました。
◇グループで考えを話し合い、子どもの考えと大人の考えにあるギャップ、大人が知らないことが多いという現実が明らかになり、正しい情報を知ることの大切さを感じました。
◇中学生たちがグループで「スマホのメリットやデメリット」について発表しました。
冷静に分析された意見が多く、これからインターネット社会で生きていくことを自覚していることを感じました。
子どもたちの意見を受けて、私たち大人も「遠ざけるのではなく、正しい使い方を知ること」が必要であると感じました。
大人側の意見として、見えない関係性の中で、子どもたちがトラブルに巻き込まれることへの懸念があることが挙げられました。
大人が子どもの意見に耳を傾け、共にルールについて考えること、お互いの考えをすり合わせることが大切だという意見が多く出ました。
生徒、教員、保護者、関係機関が集まり、お互いに意見ができるよい機会となりました。