道徳の授業(2年)でTeamsの投稿機能を使いました。

題材は「野生の猛禽を守るために」です。これは、獣医として働く作者が、猛禽類のオオワシが死ぬ理由としてハンターが仕留めた鹿の体内に残る鉛の弾をオオワシが食べてしまって鉛中毒が原因であることを知り、鉛の弾を使わないようにハンターに働きかけることからのいろいろな気づきが描かれています。

2年生4クラスが同時にタブレットPCを使って授業を行いました。

教師の発問、たとえば「筆者はハンターに対してどんな印象を持っていたのだろう」などに対して自分の考えを打ち込んでいきます。同時に画面上には他の人の意見も反映されます。

これまでの発表や順に指名していく展開とはかなり違った展開になっていました。

  

授業者は、PCを持って机間巡視を行います。生徒の書き込みを見ながら個々の生徒に声掛けをしていきます。また、みんなで共有したい意見があれば発表を促し、板書にまとめていきます。

 

道徳の授業で初めての活用でしたが、生徒の感想は「手を挙げて発表するのは苦手だけれど、自分の意見を書き込むことができた。」「いつもなら数人の意見だけだけれど、多くの人の意見を知ることができたことが良かった。」など、高評価でした。

「不易」を大切にしながら「流行」を取り入れる道徳の授業を試行していきたいと思っています。