6年生では、この2学期に、総合的な学習の時間に平和についての学習を行っています。

夏休み中に戦争についての新聞記事やテレビ等で見たことや聞いたことをノートにまとめ、

2学期に入ってみんなでノート交流を行っています。

先日は、実際に戦争を体験された方々に来ていただき、お話を聞きました。

  

島田さんは、神戸空襲についてのお話をしてくださいました。実際の写真を見せていただきながら、B29が攻めてきたときのことや、

爆弾が落ちてきたときの様子などを聞きました。お腹が空き過ぎてヘビを食べたり、空襲警報が鳴りやまな中、服を着たまま眠ったり等、

当時6年生だった島田さんが体験されたことは、同じ年の子どもたちには考えられないようなことばかりで、

みんな驚きながらも真剣に聞き入っていました。

  

山下さんは、長崎の原爆投下についてのお話をしてくださいました。当時5年生だった山下さんは、ご自身は火傷や大きな怪我はなかったものの、

原爆が落とされたときに目や耳を塞いで近隣の家に飛び込んだことや、お姉さんやお母さんを亡くされたことを涙ながらに話してくださいました。

また、当時と同じような防空頭巾を作って来てくださり、子どもたちに見せてくださいました。

島田さんも山下さんも、「戦争からは何も生まれない」「尊敬や敬愛の気持ちがあれば、いじめや戦争はなくなる」

「こんなことは二度と繰り返してはならない」と、一生懸命伝えてくださいました。

子どもたちは、当時の悲惨な様子にショックを受けながらも、

それぞれが「平和についてもっともっと真剣に考えていかないといけないんだ」ということを強く感じたようです。

これから、全校生に千羽鶴作成の呼びかけをしたり、修学旅行では加西市の鶉野飛行場に見学に行ったりする予定です。

今回のお二方のお話をもとに、引き続き平和学習に取り組んでいきたいと思います。