ダンゴムシの家作り
年長児が探していた”ダンゴムシ”を、年少児も探しに行きたくなりました。
「どこにいるのかな?」「お花の所にいるかな?」
「あ!いたいた」「つかめないよ~」「あー逃げちゃう」「誰か手伝って」
みんな自分のダンゴムシを見つけることに夢中で、友達の声が届いていない様子。
「えい!」「やった自分で捕まえられた!」
無事に、たくさんのダンゴムシが見つかりました!
早速部屋に帰って、どんなダンゴムシを見つけてきたのか見せあいっこ!
大きなお皿に出すことにしました。
「あれ?ダンゴムシが動かない」「なんで元気がないのかな・・・」「困った」
「棒でツンツンしてみようかな」
そこへ、れんげ組が通りかかりました。ざわざわしているりす組の様子に気付き・・・
「どうしたん?」と、言いながらダンゴムシの入っているお皿を見て・・・
「これ。土が少ないんや」
「土入れたろ」
りす組の困っていることを瞬時に察知!さすが日頃からよくかかわっている証拠です!
土入れ中に部屋に走っていく年長児。戻ってきたその手には、水入りのスプレーボトル。
「ダンゴムシは少し湿った土が好きやからな~」スプレーを吹きかけて、「これで大丈夫!」
ダンゴムシを日陰に運んで、おうち完成!と思ったりす組でしたが…
「逃げないように蓋しておいたら」「そうする!」
「じゃあ蓋に穴開けなあかんわ」「先生、爪楊枝貸して」
爪楊枝では、うまく穴が開きませんでした。
「爪楊枝あかんわ。もっと固いもの」「もっと尖がったものない?」
キリを持ってくると・・「コレいい!」「私もしたい【年少】」
「大丈夫かな?(危なくないかな)【年長】」「先に年長からしよう、見といて」
年少児もしっかり話を聞いて、しっかり見て・・・年少の番が回ってきました。
みんなに見守られながら、無事、年少児も穴あけができました。
「よしこれで大丈夫や」「やっぱり穴が少ないな」「あと、3個ずつくらい穴をあけていこう」
たくさん穴をあけて、蓋をして、無事にりす組のダンゴムシの家が出来上がりました。
れんげ組のおかげで、元気がなかったダンゴムシたちが動き出しました。
「(ダンゴムシが元気になって)よかった!れんげ組さんありがとう~」
教え合いっこの一コマでした。
いろいろな場面でれんげ組が大活躍しています!
このやさしさをたくさんもらって、”嬉しい気持ち”がいっぱいのりす組の子どもたち。
れんげ組の子も、この”嬉しい気持ち”を昨年のれんげ組からたくさんもらっていたから、この姿があるのです♥。
『また困ったことがあったら、れんげさんに言ってよ~』
頼もしい言葉です!