8日は、第45回入学式。春の光いっぱいの好天に恵まれ、校門の桜の花も、107人の入学を歓迎しているようでした。

   

 

真新しい制服、大きく見えるリュックを背負った新入生たちは、クラス発表の時間になると、掲示板の前に集まり、不安そうに自分の名前を探していました。そして、自分の名前や友だちの名前を見つけると、「知っている人いるかなぁ?」、「あ、いっしょのクラスや。」、「中学校でも友だちでいてね。」などと口々に言いながら、3つの新しいクラスに分かれていきました。校区の2つの小学校、転居などで3つの小学校区からの計5校から集まった107人の新一年生。若い芽が伸びていくように、人間関係を広げていってくれるものと思います。

  

 

担任の先生の引率で、4階の教室に上がり、いよいよ新しいクラスの始まりです。

みんなは、「どんな担任の先生かな?」「どんなクラスになるのかな?」と緊張気味。机の上には、たくさんの教科書がずっしり。そして、たくさんの新入生向けのプリントがファイルに収められています。本来ならば、ゆっくりとプリントについて、おうちの方といっしょに確認したいところですが、感染防止のため、このような配布形式になりました。それぞれのおうちで、ていねいに確認してくださいね。

      

 その後、校門前の桜のもとで、クラス写真。一瞬だけマスクを取って、笑顔で1枚。お互い初めて素顔がわかった瞬間でした。

    

 そして、いよいよ体育館で入学式。窓を開け放って、春風の吹き抜ける会場で、幅広く間隔を取った座席に着席。新入生を歓迎するのは、保護者と在校生代表の生徒会長だけの参加という特別な形での入学式となりました。

 

 

一人ひとり担任から名前を呼ばれ、マスクをしながら「はい!」と返事。口元の表情はわかりませんでしたが、目の輝きと返事の声から、中学校生活の始まりに期待していることが伝わってきました。

     

 

校長先生からは、「新しい生活、がんばりすぎなくてもいい。でもあきらめない。」そして、「変化の多い時代、柔軟に対応していけるようになろう。」とのメッセージ。みんな、しっかりと前を向いて真剣に聞いていました。

 

 

新入生を代表して、島田くんから、意気込みのみなぎる決意の言葉、在校生を代表して、生徒会長の石田さんから、安心して中学校に飛び込んでいけるようなあたたかい歓迎の言葉がありました。

 

 

感染防止のために、来賓の方の参加やたくさんの在校生の歓迎のないとてもシンプルな式でしたが、シンプルな分、短い時間のなかに決意と期待が凝縮されたすばらしい入学式になりました。

 

残念なことに、学級開きをした途端、翌日からは、1か月の休校。

式を終えて陽だまりで「また今度ね。」と声をかけ合っている新入生たちを見ていると、一瞬卒業式の後の光景かと錯覚してしまいそう。

きちんとそろえられた真新しい上履きが、使い込んでくたびれてくるのはいつになるのかなぁ・・・と複雑な思いですが、再会したら、密度の濃いかけがえのない毎日をみんなで力を合わせてクリエイトしていきたいと思いを新たにしました。

 

 

 

再登校するまでは、ホームページ上で、学習課題をはじめ、いろいろな情報を発信しますので、お互いつながりあっていきましょう!