1月25日に今年度最後の校内研修で、本校自主研修3グループで組織だてたOSP(オープン・シェア・プロジェクト)発表会を、本校の講師である梶先生をお迎えして行いました。

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まず初めに、『からだ動作部(KDB)』の発表です。テーマ【脳とからだ】です。子どもたちの実態から「どうして?なぜ?」を出発点とし、その体の動きから脳とからだがどのようなつながりがあるかをおさえ、必要な支援や手立てを行ってきたのを一人の生徒の事例を通して発表がありました。

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つづいて、『コミュニケーション部』の発表です。テーマ【さまざまな特性を持ったことのコミュニケーション】です。コミュニケーションは日々欠かすことのできないやりとりです。そこで、子どもの思いに寄り添いつつ本人を次の行動に切り替えることを促すためのポイントについて、教師と子どものコミュニケーション成功事例をもとに発表がありました。

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最後に、『環境設定部』の発表です。テーマ【「ひとりでできた!」「みんなわかった!」につながる 支援の工夫と見える化の実践】です。いくつかの文献資料を互いに勉強し合い、構造化、学校生活において必須な予定・活動・コミュニケーション・ルールなどの理解と行動に向けた『見える化』する方策、そして実践例を通し「支援を減らしていく」観点についてなど発表がありました。

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3つの部の発表後、梶先生よりまとめ総括のご講話をしていただきました。

・からだー動作、感覚―実体験実感覚をともない、この「からだ―こころ」の自己コントロールの向上について

・コミュニケーションは日々活用し合っていることで重点課題であること。表出と受容、双方向性について

・「How to」に陥らず、見える化を通して教師が言っていること、提案していることを理解する⇒○○できる ひとつの「自立」へつながること

など、ポイントをおさえ講評いただき今後に向けた示唆をたくさんいただくことができました。

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今年度スタートしたOSP。学部の垣根を越えて子どもに最も近い教師からの自主的な研究発信が共有でき、これからのOSPをさらに成長していくためのよい発表の場であり、充実した一年間の取組となりました。引き続き、教師一同チーム一丸になって進んでいきます。

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