6年生を引率し修学旅行で広島へ行ってきました。
 平和公園にある原爆記念資料館ではピースボランティアの方のお話を児童と共に聞きました。
 いくつか印象に残りました。


 次の写真は資料館内の展示模型です。
展示模型


《原爆記念資料館地下の「水ヲクダサイ」展示より》

  「逃げていく人々です。光にあたった側の服は焼け、ぼろぼろになり皮膚は赤く焼けただれ、皮はむけて垂れ下がり、手を前に突き出し、水を求め、わめいて避難していく人々の行列が長く続いていました」。

 この時の辛さはたぶん筆舌に尽くしがたいと思います。
 手を突き出している光景は資料館の展示模型と一緒です。なぜ突き出しているのでしょうか。これまで私自身もあまり考えなかったことでした。
 ピースボランティアの方が説明してくれました。


  あの垂れ下がった皮(皮膚)が自分の体や衣服に触ると大変痛いのです。衣服などに触れないように、そのために突き出している、と言う事でした。触れた時の痛みはひどかったようです。もっともっと辛い事があるのでしょうけれど、手を前に突き出している事情がわかるとともにその時の被爆者の辛さは本当に言いようがない、そんな風に思いました。


この大きな写真。ピースボランティアの方の話を聞いていました。
被爆4時間後の写真だそうです。いくつも死体が写っています。この写真を撮った火とは30分、撮るかどうかで迷われたそうです。しかし、後世に伝えなければ、そんな風に思われて撮られたにちがいありません。
ここは交番の前だそうです。多くの人は靴を履いていません。なぜ? 児童に質問されていましたが、だれも正解はわかりませんでした。原爆の光と熱で路面が熱くなり、その上を通ると沈むわけ。そうすると、沈んだ履物はその場に残るので、はだしになったそうです。はだしだと本当に熱いと思います。原爆はそんなことにもなるのです。
写真の中央左端に横たえているもの。それは死体だそうです。この写真には死体がいくつか写っているそうです。また、空に舞い上がり、ばらばらになって地面に落ちてきた死体も写っています。
本当に悲惨な状況です。原爆の恐ろしさが、改めて伝わってきました。


「安らかに眠ってください。過ちは繰返しませぬから」。この碑文の思いをずしりと受け止め、二度と過ちを起こさないように、知識を増やし、すべての人間に上下はなく、すべての国に上下がないこと、そして命はすべてに優先してたいせつであることをもとに考え・行動する人になってほしいと思います。(学校長 横田義昭)