ぽっかぽか週間(校内人権週間)の取組6「ふれあい道徳参観日『3学年の授業』」
ぽっかぽか週間(校内人権週間)の取組6「ふれあい道徳参観日『3学年の授業』」
「誰もがかけがえのない大切な存在であると感じることにより、自他を大切にする心情を育てること」「互いに励まし合い、支え合う温かな関係を築き、共に生きていこうとする態度を育てること」をねらって、「ぽっかぽか週間(校内人権週間:10月28日〔水〕~11月13日〔金〕)」がスタートして1週間目に「ふれあい道徳参観日」を実施しました!
今年もお家の方と一緒に「『人として』自分を大切にするように友達や周りの人を大切にするということ」「『人として』自分も友達も周りの人も大切にされるということ」について、発達段階に応じた資料を用いて考え合う貴重な時間となりました。
〇3年生「お母さんのせいきゅうしょ」
事前に子どもたちには、お手伝いアンケートを実施していました。それを思い出しながら「お母さんのせいきゅうしょ」という資料を読んでいきました。
その後、だいすけさんとお母さんが書いた請求書が黒板に並びました。主人公だいすけさんがお母さんに渡した請求書には「おつかい百円、おそうじ百円、そろばんのけいこに行ったごほうび二百円、合計四百円」と書いてありました。一方、お母さんからの請求書には「病気の看病も、服や靴代も、食事の準備も全て0円、合計0円」と書いてありました。
「お母さんはなぜ色んなことをしているのに、0円の請求書をわたしたのか」「お母さんからの請求書を読んで、だいすけさんはなぜなみだでいっぱいになったのか」をお家の方と一緒に考えていきました。
お母さんだったら・・お父さんだったら・・と、「お母さん」「だいすけさん」の立場になりながら子どもたちに伝えてくださる意見を聞いて、私だったら・・ぼくだったら・・と、自分の意見を伝える真剣な子ども達の姿がありました。
その後、お家の方からあらかじめご用意いただいていた「大切な家族の一人として子どもへ願うこと」を記したお手紙を読んでいただきました。そして「家族のためにできること」について、さらに考え合っていきました。
家族のためにできることを一生懸命考え、発表する子どもたちの姿がありました。
その姿を温かく見守ってくださり、家族のためにできることを実行する姿を楽しみにされているお家の方の姿がありました。
〇子どもたちの感想より(一部紹介)
・今度からは、お母さんのことをおもって、お手伝いは自分から進んでやってみようと思いました。
・この勉強をして、これからは自分のためだけじゃなくて家族のためにできることも考えたいと思いました。
・お母さんといっしょに勉強したから意味もよくわかって、いっぱい考えることができました。
〇お家の方の感想より(一部紹介)
・「お母さんの請求書」は身近な題材で、親子で考える時間を持つことができてよかったと思います。これをきっかけに家族について話し合うことができればと思いました。事前に書いていた手紙も楽しみにしていたようで声を出して嬉しそうだったことも印象的でした。
・深い心情の部分を理解するのは息子には難しかったのかなと感じました。道徳は答えがないので正しいことを言うのは難しいが、考える際に方向性を言葉で伝えることができればと思いました。当たり前にしてもらえている行動があることを知るいい機会になればと思いました。
・「ありがとう」と「ごめんなさい」は相手に伝えることは難しいと改めて思いました。家族なので困ったことがあれば助けたいし、甘えてもいいと思いますが、感謝の気持ちを忘れずに過ごしてほしいです。
・お互いに感謝し合うことが大切だと感じました。出来るだけ話をいっぱいして「ありがとう」も言い合えるようにしたいです。