ぽっかぽか週間(校内人権週間)の取組4「ふれあい道徳参観日『1学年の授業』」
ぽっかぽか週間(校内人権週間)の取組4「ふれあい道徳参観日『1学年の授業』」
「誰もがかけがえのない大切な存在であると感じることにより、自他を大切にする心情を育てること」「互いに励まし合い、支え合う温かな関係を築き、共に生きていこうとする態度を育てること」をねらって、「ぽっかぽか週間(校内人権週間:10月28日〔水〕~11月13日〔金〕)」がスタートして1週間目に「ふれあい道徳参観日」を実施しました!
今年もお家の方と一緒に「『人として』自分を大切にするように友達や周りの人を大切にするということ」「『人として』自分も友達も周りの人も大切にされるということ」について、発達段階に応じた資料を用いて考え合う貴重な時間となりました。
〇1年生「なまえ」
黒板に「自分の名前」を書きました。「お父さん・お母さん・きょうだい・友達・先生・・の名前」も書きました。
一人ずつ名前があります。名前について、お家の方と一緒に考えていくことにしました。
「なまえ」という資料を読んで、黒板の自分の名前が消されてなんだか悲しくなったのはなぜかを考える中で、
名前にはつけた人の思いや願いが込められていることがわかりました。
途中「しげちゃん」という本を紹介しました。
しげるという名前の女の子は、自分の名前が男の子みたいで気に入りません。
お母さんに名前に込められた思いを教えてもらって、自分の名前が大すきになった「しげちゃん」に寄り添って懸命に聴き入る子どもたち。
その姿を「しげちゃん」のお母さんの思いに寄り添いながら、愛おしくみつめるお家の方の姿がありました。
授業の最後に、お家の方からのお手紙を受け取りました。
お手紙には、お家の方からの自分の名前に込められた思いが書いてありました。耳元で聞かせてくださったり、指でなぞりながら伝えてくださったり・・。
自分の名前が大切な大切なものだということ、お家の方の思いが込められているということがわかって嬉しくてたまらない姿がありました。
自分の名前がそうであるように、黒板に書いたみんなの名前も、それからだれの名前も大切であることがわかりました。
〇子どもたちの感想より(一部紹介)
・名まえは、いみが こめられて いるのが わかったよ。名まえは たいせつなことが わかったよ。
・いっぱい そだててくれて ありがとう。パパと ママに 名まえを きめられて うれしいよ。パパ、ママ、ありがとう。
・まま、大すき。まま、 いつも ありがとう。ままと おんなじじがついていてとても うれしいよ。
・めいっぱいっていうことの いみをつけた 名まえを つけてくれたから、めいっぱい げんきに なりました。大すきだよ。
〇お家の方の感想より(一部紹介)
・名前に意味があったことをわかっているような、わかっていないような・・・少しきょとんとした顔でしたが、自分のことを少しずつ知っていく時の嬉しそうな顔が大好きです。少し昔のことを思い出すだけでも、心の中がじーんとします。最後のぎゅうっとする時、すごくうれしそうでした。
・子どもに、名前について思いを伝えたことがなかったので、このような時間をつくっていただき、ありがとうございました。改めて名前の意味を話すと、その時のことを思い出し少し涙が出そうになりました。これからもみんなと仲良く、強く、そして優しい人になってほしいと強く思いました。ちなみにうちでは夜、毎日“ギュッ”をしています。まだまだ家では赤ちゃんです(笑)。
・普段、なかなか子どもの名前について改めて思ったり考えたりすることがないので、今日の参観日で子どもの名前について考えた時に、当時の、産まれてきてくれた時のことを思い出す良い機会になってよかったです。子どもも、初めて自分の名前に込められた思いがわかって嬉しそうで、よかったです。
・手紙を読んだ時の、子どものうれしそうな顔が見られてよかったです。家でも名前の話をしたことはありますが、改めてどんな由来かを伝えられる良い機会になりました。大人になっても、自分の名前を大切にしてほしいです。