掲示板交流その後「『4年生からの発信』にこたえて『下級生・上級生からの意見』」
掲示板交流その後「『4年生からの発信』にこたえて『下級生・上級生からの意見』」
東吉川小学校では「主体的に学びに向かう子をめざし、考えをゆさぶり深い学びにつなげる授業づくり」を大切にしています。
授業を通して学んだことを、他学年に向けて様々な方法を通して発信する機会として「集会発表」を、またその後、ふれあいホールの大きな掲示板を通して互いの意見や感想をやりとりする機会として「掲示板交流」を行っています。
〇朝会発表より
4年生が国語科の時間に「あなたなら、どう言う」という単元を学習しました。
その発展学習として、自分達の生活の中でよくある場面を劇にして伝え、全校生に「こんな時、あなたならどう言いますか。」と投げかけることにしました。
1の場面:休み時間、遊びに誘われましたが、他の子と遊ぶ約束をしていました。
2の場面:放課後、遊ぶ約束をしていたのに、「やっぱり遊べない。」と断られました。
3の場面:歯磨きの後、水の入ったコップを持っている子にぶつかってしまいました。
4の場面:昼休み、運動場で遊びます。ドッジボールがしたいと思っていましたが、「サッカーがやりたい。」と相手が言っています。
絶妙な間を大切にしながら、「あなたなら、どう言いますか。」
「場面を選んで、相手の立場を考えると、どんな言い方ができるかをカードに書いて考えて教えてください。」とフロアの東っ子たちへ投げかけました。
〇「発表当初の掲示板」⇒「その後の掲示板」に変化が!
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〇各場面における「下級生・上級生からの『自分なら こう言う」という意見」紹介(抜粋)
1の場面:休み時間、遊びに誘われましたが、他の子と遊ぶ約束をしていました。
・ごめんね。今日は、他の子とあそぶやくそくをしているから、また今度いっしょにあそぼう。
・他の子とあそぶやくそくをしているんだ。よかったら、いっしょにあそぼう。
2の場面:放課後、遊ぶ約束をしていたのに、「やっぱり遊べない。」と断られました。
・なにか事情ができたんだね。だったらしょうがないから、遊べる時に遊ぼうね。
・今日遊べないのは残念だけれど、遊べる時にいっしょに遊ぼうね。
3の場面:歯磨きの後、水の入ったコップを持っている子にぶつかってしまいました。
・コップに入っている水をこぼしてごめんね。すぐにふくからね。
・ごめんね。ぞうきんを持ってくるからね。ちょっとだけまっててね。
4の場面:昼休み、運動場で遊びます。ドッジボールがしたいと思っていましたが、「サッカーがやりたい。」と相手が言っています。
・ごめん。サッカーを今はやりたくないから、また後で遊ぼう。
・いいよ。でも、ドッジボールもしたいから、後でいっしょにしよう。
4年生からの発信があったからこその「意見」が並びました。それらをまた、読み合うことで、さらなる気づきや学びに変換していける可能性が!
今年度も対面して考えを発表し、交流し合う「対話」の場面を設定することは難しいのですが、こんな風に意見等掲示し、交流し合うことを通して、広い意味での「対話」の場面を生み出し、さらなる学びにつなげる取組を大切にしています。