掲示板交流その後「『1年生からの発信』にこたえて『上級生からの感想』」
掲示板交流その後「『1年生からの発信』にこたえて『上級生からの感想』」
東吉川小学校では「主体的に学びに向かう子をめざし、考えをゆさぶり深い学びにつなげる授業づくり」を大切にしています。
授業を通して学んだことを、他学年に向けて様々な方法を通して発信する機会として「集会発表」を、またその後、ふれあいホールの大きな掲示板を通して互いの意見や感想をやりとりする機会として「掲示板交流」を行っています。
〇集会発表の場面より
2学期の始めに1年生が国語科の時間に「うみのかくれんぼ」という単元を学習しました。
海に住んでいる生き物のうち、はまぐり・たこ・かにがどこにどのように隠れているか、説明文として表すことのおもしろさを学びました。
その発展学習として、海の中に住んでいる自分たちが知りたい生き物に焦点をあてて説明文として表すオリジナルの文作りに挑戦しました。
そして、「1年生の発表をきいて『おもしろいな』『もっと知りたいな』と思った生き物や感想をカードに書いて教えてください。」
と、フロアの東っ子たちに投げかけました。
〇「発表当初の掲示板」⇒「その後の掲示板」に変化が!
⇒
東っ子上級生のみんなから1年生へ寄せられた「感想」が、すぐにボードいっぱいに!
○上級生たちからの「感想」(一部紹介)
・海には、たくさんの生き物がかくれんぼしながら生きているって知れてよかったです。
・1年生のおかげで、海には、まだまだ自分が知らない生き物がいて、色々なくふうをして生きていることがわかりました。
・1年生が調べていた「くだごんべ」って、ふしぎな名前だと思った。食べれるのか知りたくなった。
・「くだごんべ」という赤色をいかしてかくれる魚のことを聞いて、他の色の魚で同じように色をいかしてかくれる魚を図かんで見たのを思い出しました。
・「たこ」や「くまのみ」がかくれてすごしていることは知っていたけれど、「ひらめ」が砂の中にかくれてすごしているなんて知らなかったからびっくりしました。
・「こばんざめ」は、名前しか聞いたことがなかったけれど、大きな魚の下にくっついてかくれて生活をしていると知れてよかったです。
・「こばんざめ」がサメやでっかい魚にくっつくなんておもしろいと思いました。ひっついていたら身が守れるからとなっとくしました。
・「こばんざめ」は水族館で見たことがあるので知っていたけれど、きゅうばんでくっついていたなんて初めて知ってびっくりしました。
・「かくれくまのみ」がイソギンチャクにかくれるのは知っていたけれど、どうしてかくれるのかまでは知らなかったので、理由も知れてよかったし自分でも調べてみようと思いました。
・「かくれくまのみ」が思ったより色あざやかでかわいかったです。そして、サンゴにかくれる理由がおもしろいと思いました。どんなえさを食べるのかなど、もっと具体的に知りたいと思いました。
1年生からの発信があったからこその感想が並びました。
それらをまた読み合うことで、さらなる気づきや学びに変換していける可能性が!
今年度も、対面して考えを発表し、交流し合う「対話」の場面を設定することは難しいのですが、こんな風に感想等掲示し、交流し合うことを通して、広い意味での「対話」の場面を生み出し、さらなる学びにつなげる取組を大切にしています!