身近にある当たり前。実は…。
理科の学習で、観察や実験をしました。
〇水の流れと地面のかたむきの関係を調べよう〇
雨が降ったときに地面にできる川のような流れと地面のかたむきについて調べました。
傾きを調べるためにビー玉を使います。
ビー玉は小さなかたむきでも転がるので、見るだけではわからない傾きもばっちりわかります。
この観察から、傾いている地面の「高いところから低いところに向かって水が流れる」ことがわかりました。
水路や排水溝の周りは、水路や排水溝に向かって地面が低くなっていました。
ビー玉が転がるたびに、子ども達は「お~。」と地面の傾きを実感しているようでした。
学習後には、「普通に見たら坂になっていなさそうなのに、本当は坂があって、水道管に水が流れてすごいと思いました。」という振り返りがありました。
手洗い場等に学習した流れる水の性質が利用されていることを知ることで、改めて理科の学習が身近にある当たり前に関わっていることを実感できました。
〇水のしみこみ方を調べよう〇
雨が降った後の地面に水たまりがある場所とない場所、地面の乾き方の速さの違いについて水のしみこむ速度から考えてみました。
校庭の砂、砂場の砂、じゃりの3種類の土で実験しました。
子ども達からは、しみこみ方に違いはないという意見や土のつぶの大きさから速さがかわるという意見が出ました。
実際に実験をしてみると、しみこみ方に大きく差が出て、じゃりのしみこむ速さと校庭の砂のしみこむ遅さに感動していました。
この実験で校庭がなかなか乾かない理由に納得しました。
雨上がりには、「遊べないけど仕方ない...。」と思えそうです。
登録日: 2021年6月16日 /
更新日: 2021年6月17日