掲示板交流その後「『6年生からの発信』にこたえて『下級生からのメッセージ』」

 東吉川小学校では「主体的に学びに向かう子をめざし、考えをゆさぶり深い学びにつなげる授業づくり」を大切にしています。

 授業を通して学んだことを、他学年に向けて様々な方法を通して発信する機会として「集会発表」を、またその後、ふれあいホールの大きな掲示板を通して互いの意見や感想をやりとりする機会として「掲示板交流」を行っています。

 

〇集会発表最後の場面より

   

  6年生が国語科の時間に「たのしみは」という単元を通して、言葉を選んで短歌を作る面白さを学びました。

 その発展学習として、自分たちが普段の暮らしの中で見つけた「『楽しみや喜び』をテーマにした短歌」を発表しました。

 そして、下級生たちに「6年生の作品の感想を知らせてほしいこと」「『作品作り』に挑戦してできた作品を教えてほしいこと」を伝えました。

 

〇「発表当初の掲示板」⇒「その後の掲示板」に変化が!

 東っ子下級生たちから、6年生へ「感想」や「作品」が寄せられました。

 

○下級生たちからの「メッセージ」(一部紹介)

・わたしは、たんかということばを はじめてしりました。

・ぼくは、きもちのわかるたんかが、たくさんありました。

・6年生のたんかをきいて、おもしろいなとおもって、やってみたくなりました。

・6年生の短歌は、日常を書いていて「そうだな。」と、思いながら聞きました。

・(兄の)短歌は、自分の知っている家でのすがたそのままだったので、心にのこりました。

・いい文章ができていてすばらしかったです。今の時期を考えているのもありました。

・6年生の短歌は、共感できるところがたくさんありました。

・「楽しみは ねこや犬なで いやされる 画ぞう見てても いやされる時」

・「楽しみは 帰ってきたら 手を洗い アイスを食べる おいしい時」

・「楽しみは クラスみんなで タイヤとび トランプなどを 楽しむ時」

 

 感想には、6年生からの発信があったからこその思いや気づきがありました。また、普段の暮らしの中で見つけた楽しみや喜びを「たのしみは・・」を書き出しとして、短歌作りにチャレンジする面白さを知ることにつながりました。それらをまた読み合うことで、さらなる気づきや学びに変換していける可能性が!

 今年度も、対面して考えを発表し、交流し合う「対話」の場面を設定することは難しいのですが、こんな風に感想等掲示し、交流し合うことを通して、広い意味での「対話」の場面を生み出し、さらなる学びにつなげる取組を大切にしています!