専門研修講座『4.不登校児童生徒の対応について学ぶ』(7月1日)
授業力向上教育コース
子ども元気力向上講座
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講師 学校教育課 主査兼指導主事 伊藤 寛宜 氏
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日時 令和3年7月1日 木曜日 15時から16時30分
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場所 教育センター 大研修室
不登校に対する支援のあり方が変わってきていることを理解し、児童生徒やその保護者に対してそれぞれに応じた支援をするためには、どのようなことを大切にすべきかを学ぶ研修が行われました。
今年度より、会場以外の受講者もオンラインで参加ができる「ライブ配信」を並行して行うことを試み、子どもたちに関わる多種多様の職種が意見を出し合うことができました。
◇三木市の児童生徒の現状について説明がありました。
不登校に関しては増加傾向にあり、現状の見極めをするためには、教員だけではなく、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、養護教諭などのたくさんの職種の意見を聞いて支援の仕方を検討することが重要であるとお話しいただきました。
◇ケース会議で活用できるエコマップについて説明していただきました。
長時間の会議よりも短時間の会議を複数回重ねる方が、効果的な意見が出し合えることについても触れ、今後の対応についての共通理解を深めることが大切であるとご指導いただきました。
◇グループに分かれて事例検討を行いました。
エコマップを作成して視覚的に現状を把握すること、タブレットに一人一人の意見を入力していく作業を行います。
オンラインで参加している受講者も討議に加わり、全員が意見を出し合いました。
◇エコマップを用いることにより、短い時間でわかりやすく情報を共有できることから、学校でも是非活用して欲しいとご指導いただきました。
また、現状の共有のために「支援シート」を用いる方法もご説明いただきました。
不登校の支援について少し前までは「学校復帰」がゴールとされていましたが、近年では「社会的な自立」を目指した支援をすることへと目標が変わってきました。
チームでたくさんの意見を出し合い、一人一人に応じた支援ができるように取り組んで欲しいとご指導いただきました。